世界的に有名な某大企業から店舗数を
「10年で1000店舗にしませんか?」
という業務提携のご提案をいただきました。
ところが、社長はこちらの儲け話を丁重にお断りしました。
『なぜ..?』と不思議に思い、社長に聞いてみました。
するとこう答えたのです。
利益ではなく
良い人を大切にしたい
もし、その話をお受けしたら外部から会社を大きくするノウハウを持った
プロの方たちが入ってくるかもしれない。その中には、部下を「おい!お前」と
扱う人がいるかもしれない。
そう考えたそうです。答えはそこにありました。
大切なことはチームプレー
横柄な態度、不愛想な挨拶をしたり、
嘘やごまかしを言う人がいると
チームワークは乱れます。
そのため
私たちはまず人を見ます。
私たちの社風
- 肩書きのない会社
- 3つの出会い
- 家族第一主義・会社第二主義
肩書きのない会社です
え? と思われるかもしれません。
組織に必要な階層と上下関係はあります。
ただ、役職で呼び合うことはしません。
「○○部長!」や「〇主任!」...
なぜ??
風通しのよい会社を目指す上で肩書きは邪魔になると考えています。
人間とは弱いものです。肩書きがあることで偉い気になったり、部下を私物化したり、世間体を気にしたりする人がでてきます。
不要な気を遣うことがなく
意見を上げやすい、仕事に向き合える会社
を私たちは、目指しています。
3つの出会いで成長します
成果に対する報酬はもちろんですが、
仕事・能力・人格が磨かれていくことへの
人間成長を求めるようにしています。
成長の実感は職場だけではありません。
-
交際(結婚)相手のご両親に挨拶に行ったときに礼儀正しいと褒められた!
- 「ありがとう」と家族の中で言い合えるようになった!
-
外食した際に「今日一番きちんとしているお客様でした」と言われた!
これらが実際に社員から上がったリアルな声です。
いくら能力が高くても、一蘭では人間性の低い人は評価されません。人を怒鳴りつけたり、見ていないところでの相応しくない言動など...
私たちは、目標としている人間性の評定表を約50項目つくりました。
何百項目あったものを熟慮を重ねて絞りこみ、年々ブラッシュアップ。
具体的な行動基準が分かる、他にはない一蘭独自のものです。
そして、
部下が上司を評価する仕組みも取り入れています。
嬉しかった出来事や感謝したい人のことも書けるので、いろいろな角度から人をみるようにしています。
家族第一主義・会社第二主義
「アフターや業務外の付き合いも仕事のうちだ!」
と言って強制的に飲みに連れていく
会社や上司が多いと思います。
私たちはそれを求めていません。
まずは家族を大事にしてほしい
そして
お互いが家族からの
大切な預かりもの
と考えるようにしています。
もちろん飲み会を完全NOと言っているわけではありません。飲み会は最高の自己成長、気遣いを鍛える場です。
月1回の懇親会や季節のイベント、社員旅行もあり、社員は積極的に利用して交流しています。
第二に会社
友人や趣味も大切かもしれません。
しかし、
何かあったときに頼れるのは「会社」であり
会社があるからこそ家族を守れる。
会社の仲間を大切にし、
生き方そのものを共に歩んでいける関係でありたい
私たちは考えています。
離職率※ |
全業種平均 |
15~20% |
---|
飲食業平均 |
30% |
一蘭 |
6%
|
※過去3年平均